お疲れ様です。めんくんです!
やったー久しぶりの感想だよ!
前回です↓
A3!ストーリー感想⑩〜SHI★NO★BI珍道中 - シアワ星 (hatenablog.com)
今回はみんな大好き七尾太一クンが主演のお話です。
A3のストーリーを読んでる人は太一が主演をするという言葉だけで感慨深いものを感じるのではないでしょうか。太一って、このキャラを好きになれない人はそもそもA3のストーリーは合わないんじゃないかなあと思うキャラです。何と言うか3幕で太一の話を聞いて秋組同様「それは辛かったな」って言えないとA3のテキストって刺さらない気がする。太一はA3を表す特徴的なキャラクターだと個人的に思っています。
主演を指名され、太一は「俺なんかが……」と開幕不安になります。秋組って摂津とあーちゃん以外「ハイ!」って堂々と手を挙げてないね。そういうとこだぞ、秋組。
綴の介護をする真澄くんにほっこりします。乾麺のままインスタントラーメンを綴の口に突っ込むのはとんでもなくおもしろいですね。真澄くんの綴に対する甲斐甲斐しさにすごい成長したな~!って思っちゃうけど冷静に考えたらヤバいよね。我ながら要求レベルが低い!
準主演を指名されて「ふーん」程度で受け入れるあーちゃんと、まだ主演を受け入れられない太一。この話は2人の対比バランスがめちゃくちゃ良いなと思います。
そして相変わらず仲が悪い十ちゃんと万ちゃんを見ると落ち着きます。このコンビは永遠に「ツヨキ!ツインテールズ」みたいな関係で居てほしいです。
太一は読み合わせ前から気負っている様子。太一って普段はハキハキとハッキリ喋るので、おどおどした自信のない喋り方されると聞いてるだけで胸が締め付けられます。
そして気負っていることがすぐ周りにバレてしまう太一の立ち回りの下手さというか……。切ないですね。
GOD座時代の回想シーン。このエピソードかなりキツイですよね。太一のあの日の傷跡はまだ癒えないまだ癒えないんだろうなあ……。
太一のキャラ造形ってストーリーを絡めて見ると本当にえぐいんですよね。
7幕のボーイフットもエピソードだけ聞くと微笑ましいけれど、太一の思い出となると急に見え方が変わるんですよね。あーちゃんに自分がスパイ時代にやったことを全て話す所からも伺えるけど、太一って凄く真面目で律儀なんだろうなと思います。真面目で律儀だからこそ、家出の時に決心した「堂々と目立つ人気者」に高校生になってもこだわり続けちゃったのかなって。あと頭が良くない設定から、気持ちや考えの切り替えをするのも苦手なのかなあとか考えちゃう。過去エピソードが全て後に太一を苦しめるエピソードになるの組み立てがうますぎて……神様、何故そこまでひどいことを……。本当に凄いです。
長身の秋組に囲まれてたりと、そこも引け目を感じる要因なのかなあ。太一……。
やれることは全部やっておきたいと、どんどん無理をする太一。それはもう「やれること」の枠から外れている気がします。周りからも「ガンバレ」じゃなくて「無理するな」って言われちゃうのがまた……。完全に七草にちかなんですわ。
ダメ出しして欲しいと懇願する太一。しかし実際に意見を貰い、ショックを受けてるような気がします。ショックを隠そうと慌てて自虐しているようにしか見えない。
そして先輩風を吹かすバンチャリ。うん、いいですね!(つむのマネ)
あーちゃんと太一のコミュニケーション。演劇に詳しくないあーちゃんだから言ってあげられることってあるよね。秋組の中で一番演劇をやってきた太一のお話で、演劇経験が一番浅いあーちゃんをあてるのとても良いよなあ。
やっぱり太一は秋組の中にいることで生まれる劣等感があるみたいです。
そして「主演」に対する異常な思い入れとプレッシャーを感じているようです。それは太一にGOD座時代に積み重ねた経験と思い出があるからですよね。GOD座とMANKAIカンパニーでは、主演の重みは全く違うと思いますが割り切って考えられないよね。太一にとって舞台の真ん中って言うのは憧れであり、人生の目標みたいなものだろうし。
初恋の女の子のお話。この女の子は瑠璃川幸なんですが、太一はまだ気付いていません。
自信に繋がるかもしれないし「見て貰ったら」と提案するあーちゃん。あーちゃんは行動力があると言うか、あまり考えないタイプなんだろうな。突発的家出を遂行したりとか。うじうじする太一にうっとうしいって言ったり、このふたりはやっぱり正反対なんだね。
そして自分の過ちを思い出し、そんな自分には舞台の真ん中に立つ資格なんて無いんだと、どんどん自責と自己嫌悪が止まりません。太一の苦しんでいる姿は見ているだけで辛くなります。
お悩み相談チャリタイム。普通に泣いてしまいました。
努力を出来るのは立派な才能だと語るチャリ。最後には絶対自分と同じ所まで来れるぞと。
チャリの他人の目線に合わせてお悩み相談に乗れる所、とっても好きです。幸ちゃんとか至とか太一とか、チャリの性格上その人達の気持ちなんて経験したことないだろうに、ちゃんと相手の目線に合わせて相談に乗るんですよね。賢く頭が良いバンチャリだからこそ、それが出来るんだろうなあと思えます。
続いて天馬くん。
「皇天馬を超すのに、皇天馬からアドバイス貰ってどうする」って天馬くんが言ってくれるの凄く良いよね。それが言えるってことは、天馬くんはちゃんと太一のことを対等に見て、自分を超せると思っているからだよね。「だからオレから言えることはない」とのこと。やっぱ天馬くんはかっこいい。本当に良いキャラ……。
自信がない人に自信をつけさせるってどうすればいいんだろうね。本人の気持ちの問題だからどうやって解消してあげればいいのか本当に考え物……。
そしてとうとう「自信がない所が透けて見える」と指摘されます。それは芝居の技術ではなく気持ちの問題だと。太一よ、もっと堂々とテキトーに生きて良いんやで涙涙
秋組にリンチさせる太一……。どんな思いも受け止める、これが秋組の熱さですよね。
今の太一のポートレイトが始まります。
私は太一の性格や考えってどちらかと言うと自分とかすらないタイプなんですが、太一の吐露を聞くと胸が締め付けられます。太一の感情って凄く人間臭いから、想像と感情移入をうまくさせてくれるというか。自分も太一と同じ経験をしたら同じことをしたかもしれないし、同じ気持ちを抱えたのかもしれないなとか思わされちゃうんですよね。A3のテキストってストレートに感情を包み隠さずぶつけてくるから、そのストレート球にストライクされてしまう。
太一のポートレイトに対し、秋組は各々の感想と感情をこれまたストレートにぶつけます。
このシーンですが、助けてほしいぐらい泣きました。未来のストーリーから持ってきてゴメンなんだけど、臣くんの誰だって他人は良く見えてしまうものだっていうセリフを思い出しました。
そしてバンチャリの「どこの七尾太一なんだよ」。これは……クるよ……。泣くよ。演出が良すぎる。
「MANKAIカンパニー」の役者としてずっと一緒にやってきたから太一の良さをわかっていると言う秋組。「お前を信じる俺を信じろ」なんですよね。
そして初恋の女の子が幸ちゃんだったと言うことにとうとう気付きます。
実は初恋の女の子はずっと太一のことを見ていたんですよねぇ。幸ちゃんがハッキリ物を言うタイプなのがまた良いよね。
初恋の女の子の正体を知ってそこで完結しかけてる太一と「わかったからにはやることはひとつ」って「初恋の女の子に見てもらうこと」を遂行しようとするあーちゃんですが、こういったちょっとした行動から性格の差が見えて良いですよね。
公演が始まり、臣くんが舞台裏で写真を撮ります。苦しかったけれど後で楽しい思い出として飾りたいと。後で黄色いシールを貼るんですね。くううううう。
太一に励まされた臣くんが、同じ言葉で太一を励ます図があまりにも良いです。臣くんにとってあの言葉がどれほど響いたのかわかりますよね。臣くんと太一って本当に相性良いよね。年齢差はあるけど、この2人は親友って感じがします。
老師を目指すけれど「今のままじゃ無理」って言われるチャン。ダイレクトに今回の七尾太一とリンクさせるよね。でもそのストーリーを全体的にコメディで仕上げているのが、A3が提示する七尾太一というキャラクターなんだろうなあ。
ハンを超えろってセリフは、ストーリー中にあった太一にとっての天馬くんや秋組の存在を思い出すね。
A3の公演ストーリーって普通に見ちゃうよね。ハンもちゃんと誤解やでって教えてあげなさいよ。ウケる。
しかしこれは……本編の太一の問題であった技術ではなく気持ちの問題、そして独りではないというお話……に繋がるのでは、ないでしょうか……。本編に比べたらコミカルギャグ過ぎて温度差がおもしろくてサイコーです。
友情、努力、勝利。正に秋組!王道少年漫画ですね。
公演が終わり、天馬くんからの「悔しい」と言う感想。そして「ライバルだと認識した」のセリフ……。なんてアツイんだ……。涙涙
舞台の真ん中に立ち、堂々とした姿を初恋の女の子に見て貰った太一ですが、夢が叶ったからってここで止まっちゃいけないと奮起します。めちゃくちゃ良い話すぎる!爆泣
「まだまだ」ってセリフですが、今回のストーリーにたくさん出てきて、その時はマイナスにしか映らなかったのに、今の「まだまだ」ってセリフはさっきまでの印象とは全然違う。すっごく良いですねこのストーリー。
EPの舞台を楽しんでる太一に、ニッコリしてしまいます……のところでたーとつむ現れてウケちゃったゴメン。
太一にとってたーは憧れなんですよね。たーに対する太一ってじゃっかんオタク入ってる気がする。
そしてここであーちゃんの友人であるシフトの話が繋がりました。本当に無駄がねえストーリーだぜ!柏手!
あとあーちゃんに世話焼きまくる左京さん本当におもしろい。お父さんですねえ。
ラストの太一の語り、そこまで拾わなくてもいいよおというぐらいセリフを拾いまくる。泣けるわ。
今回のお話ですが、これって太一が秋組のみんなのことが大好きだから解決出来たんだろうなあと思います。みんなのことを本気で尊敬していて、羨んでいて、大好きだから太一は堂々と舞台に立てたのだと思います。これって、太一が秋組の中心に居たからこそだろうなあって思うんです。少しでも秋組に対する想いが少なかったら、きっと太一は舞台に立てなかった。なんて良い関係で良い話なんだ……。
つまり何が言いたいかという所のまとめ
秋組は好きぷり?
じゃあ大丈夫ぷり!