シアワ星

お城です。

A3!ストーリー感想⑤〜ぜんまい仕掛けのココロ

前回ですよ〜

https://men9n.hatenablog.com/entry/2021/06/02/215604

今日どこまであげようかな……。あげられるかな……。

 

ぜんまい仕掛けのココロ

 


春組第三公演……なんですが……だ、誰?!親愛なる君も筆をとって今語っているアナタも……誰?!?!ファンらしいです。はあい。😉

 

今回はカンパニーの脚本家、綴のお話なんですが……。脚本家を執拗に気にするイケメンの登場です。なんか……いやもう完全に個人の問題なんですが……この……オタク具合……自分を見ているようでちょっとキツイです。私も綴くんの執拗オタクなので……。

キツめのオタクに対抗するのはMANKAIカンパニーオタクの左京さん。オタク対決、いったいどうなる……?!と思ったところで気の抜けた綴のボイスが飛んできてキツめのイケメンが去りました。一件落着カナ?

 


ラストがしっくり来なくて悩む綴。主演をやることで思いつくかも……ということで主演も引き受けることに。歯切れが悪いですね。

 


不審者騒動が起こり、監督のナイトを任命されるシトロン。左京さんはマジで過保護。もう告白しちゃえヨ~(やんややんや)

Sとルークの友情に疑問を感じるシトロン。思うことがあるみたいです。これは今後のストーリーを読むと何故シトロンがこんなことを言ったのかわかります。伏線ですね。

 


不審者の狙いは綴。いや声からもうわかるんだけど冒頭で語っていた男です。この男と綴のお話です今回は。

そしていまだに悩む綴。そんな綴の気分を変えるために漫才大会を提案するシトロン。しかしこうして見ると綴って本当に流され体質というか、主演決まったときも最初は断ってたけど周りに押されて承諾してたし。世話焼きと言うかお人好しと言うか。知人相手だと高額なツボとか買っちゃいそうで少しだけ心配です。

 


脚本の気分転換に脚本を書くって言う。うん、わかる。やっぱ物書きですね、綴くんは。

個人的な自己満足にみんなを付き合わせてるのではと悩む綴。綴が物を書く理由の真ん中って他者のためなので、自分のための脚本が気持ち悪く感じちゃうんでしょうね。

それに対して自己満足の何が悪いの?と問う至。価値観の違いですよね。綴って大兄弟の中で育ってて、他人のために生きることが染み付いちゃってるから自己を満たすことが良いことだと思っていないのかなとか考えられる。

書くきっかけなんてなんでもいい。完成した作品が人の心を打つ普遍的なものになってたら関係ない。このオタク良いこと言うね。俺もそう思う。(ヒロさん!)

綴って至のことめちゃ大人大人言うよね。綴から見たら至ぐらいの年齢の人はとても大人に見えるってことなんですね。つまり綴はまだまだコドモってコトネ!

 


もう一人のオタク、水野くんの登場です。水野の綴に対して抱いている、いわゆるクソデカ感情が語られます。どうやら水野くんは綴くんの幼馴染のようです。綴くんが言っていた叶えられなかった友情についてもここでわかります。

水野にとって綴は初めて出来た友達で、多分思い出の全てなんでしょうね。そして綴の脚本の原点が出てきます。綴の脚本は「誰かのため」が始まりなんですよね。

家庭環境の違いから綴と断絶することになった水野。約束を果たせなかったことを気にしてもう顔を合わせることは出来ないと心に誓います。

水野、とにかく考えが重い。マジで人生で友達が綴しか居なかったのだろうと思える拗らせ具合。怖いです。親が悪いよこれマジで。この水野のケジメも言ってしまえば自己満足ですよね。

 


自分の書きたいように書こうと考える綴ですが、どうやら自分の気持ちがわからないようです。みんなに気を使わせて迷惑かけて申し訳なさを感じる綴。他者に迷惑を掛けることに対する異常な罪悪感を抱いてしまうこと、ちょっと見ててしんどい。

 

今回のお話はシトロンにとっても少し特別みたいです。本当にふたりのためのお話だよね。

そして水野からの手紙を渡され気持ちがスッとした綴。結論が見つかったみたいです。

みんな迷惑なんて思っていない。ただ待っているだけ。良い話やで。

 

そして公演が始まりました。考えすぎ、好きなようにやれ。良い声掛けですね。少しずつ春組の仲が近づいているような気がします。

 


個人的にこの話のメッセージというか、それこそ結末がすごく好きです。綴がすごく悩んで書き上げた結末なんですが、この話って好き嫌い分かれそうだなと思う。「綴が描きたかった」のだから、大衆向けではない賛否が分かれそうな結末になったというのは納得できる。

引きこもりで友人を作ろうとしなかったルークがSとの出会いで外へ踏み出します。Sが居なくなってしまう事実はとても悲しいです。でも大事なのはそこじゃなくて。Sとの別れはとても辛いけど、Sとの思い出は辛いものじゃない。異邦人で太一が言ってたよね。悲しいことの中にも楽しいことがあるって。まさにそれだと思います。Sは居ないけれど残ってるんですよね。ルークの中でちゃんと生きている。胸に手をあててみて……なんにも(なんにも)無いなんて……間違い……感じるでしょ……なんすよね。

 

水野と綴が友人として遊ぶことは今後もありません。でも別にそれで良いんです。Sとルークの結論は水野と綴の結論でもある。まあ……なんでやねんって思ったりもするけど……良いんだそれで。すごおく野暮なこと言いますけどタンポポの花束ってどこで用意するんでしょうか……。自家栽培?

 


来ましたーーーーー!!新キャラ!怪しい!不穏!この話で出すのはさすがですね。

 

EPのMANMANグランプリ、誰も認めんって言いながらシトルンの時は即答で票入れる真澄くん愛しいね。みんな自分の組を贔屓しすぎである。


意外と短くなったのでもうちょい語るかなあってことで……。さっきも書いたけどねじまきの結末は賛否が分かれそうって話。綴が悩みぬいた結末なんだけど、もし自分が納得できない結末だったらもやもやしてしまったのかもしれないよねと思った。あんなに悩んでたのに?みたいな。いやストーリーの組み立てしっかりしてあるから自分の好みと違ってもストーリーをちゃんと読んでればもやつきはしないと思うけどね。可能性の話というか。自分はすごく好きな結末だったからストーリーに盛り上がりを感じたけど、そうならなかったかもしれないよなあって。そう思うといや~~~~A3が自分の好みとツボが合う作品で良かったなあ!!!!って思いま~~ちた!!


まとめ

クソデカ感情拗らせオタクは厄介。