前回っす!
https://men9n.hatenablog.com/entry/2021/06/02/235034
ところでCD今月と来月に発売なんですね。プリチャンのCDも今月と来月に出るし、あまりにもhappyだな……。
真夜中の住人
冬組第三回公演。東さんのお話なんですが出だしから重いっつかキツッ……。
東さんが主演で丞が準主演。覚えてますか?このふたり、メインストーリーで最悪な喧嘩していたふたりです。あれはどっちも最悪だったね。わたしはこの出来事を忘れられません。具体的にどんな言い合いしていたかは覚えていません。
このふたり正反対な感じがします。掴みどころが無く、本心を見せようとせずかわしてばかりの東さんと包み隠さず嘘がないどっしりと構えた丞。どうなるんすかね。
お?お?これもしかして今度こそ綴欠席???ギャラ未発生???って真澄くん?!?!綴が死んだため真澄くんが脚本を持ってきてくれました。綴、とうとう欠席です。皆勤賞ならず。居ないと寂しいですね。
脚本を読んで引っかかる東さん。
分割LIME画面。なにこれ?初めて見たとき斬新すぎでしょってウケちゃったよな。
東さんと丞はふたりで夜の海にドライブへ。
あの頃は2人でドライブに来るような関係になるとは思わなかったと過去を振り返る東さん。それはお互い様でしょうと答える丞。ワイトもそう思います。
なかなか進まない2人の会話。丞と紬の会話もこんな感じな気がする。掛け合いがひとつひとつ行われる感じ?冬組特有の会話テンポなんでしょうか。
丞がどうしてこの劇団にいるのかを聞かれます。
「今は、ここでやる芝居が気に入ってる」「拾ってくれたことに恩も感じている」「この先、他の劇団に移ることを考えるとしても」このセリフと言い方から丞はMANKAIカンパニーを自分の巣窟だと思っていないのが読み取れる気がします。「今とこの先」。丞がカンパニーにいるのはあくまで今の話なんですね。う~ん、ここらへんの強調具合も東さんの境遇とかかってる気がする。東さんにとって今がこの先も当たり前に続くものじゃないっていうか……。
とか考えてる間に眼鏡の男が出てきました。やっぱ冬組公演で現れるんだね。そして冬組メンバーの顔はしっかりと覚えてるみたいです。執着を感じられる。
髪を切ろうと考えている東さん。肌の調子が悪かったり稽古にもいまいち身が入ってない気がすると心配される東さん。表情や言葉にはまったく出さずにひとりで悶々としているのが東さんらしいよね。冬組はそんな東さんに対して、触れられたくないこともあるだろうと考え踏み込みません。冬組独特の距離感です。
どうするどうするってなってるなか丞が手を上げます。準主演だしってことで。
そして歩み寄るパターンがワンパターンなのが、いや~~~。わたし丞好きだなあ~~~。最初はキレまくってるしコミュニケーション能力低すぎるしでまあ嫌いではないけど好きになることはないかなというのが正直な感想だったんだけど、コミュニケーション能力が低いだけで、社交性が無いわけじゃないんですよね。たーって与えられたことに対して全力で真っすぐぶつかるじゃない。ストイックだよね。不器用すぎて尊敬しているとかこうなりたいとかは思わないけど、人としてかなり好きな部類。丞。見ていておもしろいって言うのは気持ちのいい人間かつ自分とは全くかすらない人間だからって言うのあると思うんねや。
しかしそんなたーでもというかそんなたーだからこそ悩むんだよね。人へのぶつかり方を。
もうちょっと突っ込んで聞けたらいいんだろうけど、いざとなると旗揚げ公演で揉めたことを思い出して踏み込めない。また言葉を間違えたらと思うと何も言えない。
マジで?!?!?!?!
悩んでいたし気にしていたんですよね。わたし、一生忘れないから(ガーネットを歌ういおりんの声)ってなったシーン。実はたーも忘れられなかった。
さっきも話したんだけどたーって自分とは全くかすらない人間だったんですけど、ここで初めてたーと気持ちの共感が出来たんですよ。
たーが人付き合いに対して感じる「メンドクセェ」って、パッと見いやこいつ社交性なさすぎ!最悪すぎ!って思っちゃうんですよ。何故かというとたーは言葉が少なくて感情表現もヘタクソだから、見てるこっちにもたーの感情が伝わらないの。
たーって基本的に裏表なく即行動型のイノシシみたいな男な訳じゃないですか。でも人付き合いはそうはいかない。そうやって相手との距離感を測らずに進むと傷つけてしまうかもしれないから。でも、たーはそれを望んでいないし、ただ相手と意見を交換したいんですよ。って考えたときにう、うっわーーーー。こいつ、ああああ、こいつ。
紬と仲違いした理由ってすっごく些細なことですよね。スイートプリキュアの仲違いばりにくだらないというか。そのあとにちゃんと話せば解決した、なんてことないことなんですよ。紬は自信とプライドがボコボコにされて自尊心すら失われてしまい余裕なんてありませんから、ちゃんと話すことなんて出来ません。そしてたーはそんな紬に声をかけられなかった。何を言っても自慢になるかもしれないし、傷つけるかもしれないからと。たーは人を傷つけることを実はとても気にしているよね。多分だけどそういう経験がたくさんあったからだと思う。たーは誉側の人間ですよね。
ここで「好きになることはないだろうと思っていた」たーに対してめちゃくちゃ好感度が上がってしまった理由って、ひとつまえの秋組第三回公演で十ちゃんが左京さんに言ってた「自分とは違うと思っていたけど同じ人間だった」ってやつなんですよ。
「言葉にしなきゃ伝わらないって、もう十分わかったはずなのにな。……俺は何も成長していない。」
こ、こ、こんなこと思うの?こんなこと言うの??丞って。人間じゃん……。
頭ではわかってるつもりでも、切り替えて実践なんて出来ないじゃないですか。人間ってそういうものだと思います。
そんで監督ちゃんがそんなことはない、逃げずにちゃんと向き合おうとしてる。あと一歩だと。
マ、マ、マ、ママーーーーーーーーー!!!!!!!!!!?????子どもから大人まで気持ちの整理に付き合い成長を促す監督ちゃん……。これは主人公。
監督からのアドバイスを貰って頑張るJOY!になる丞。がんばれ~がんばれ~。
今どこですか?
秘密
ドア開けてください。
いやっこわ!!!!でもね、ここで一度「どこにいるのか」を挟むのはすごく良いんですよ。これって東さんの心の壁の意味もあると思うんですよ。ストーリー作りとしての意味って言うか。東さんはまだ「秘密」なんですよ。ここで教えちゃダメなんですよ。まだ。
それに加えて前までは突っ込んで聞けないと悩んでいた丞が、秘密とかわされても引かないっていう変化も表現できるわけです。素晴らしい。
どうしたのかと尋ねるたーに「ちょっとした気晴らしと役作り」と東さんは答えます。本心を言おうとしません。そしてたーはそれなら俺も付き合うとボロボロの台本を取り出します。それを見て本当に演劇馬鹿だなと呆れたような少し鋭い声で呟く東さん。少し本性が見えているような気がします。多分この時まで丞が自分にかまうのは「丞が演劇馬鹿だから、公演を成功させたいから」だと東さんは思っているんじゃないでしょうか。ここの東さんも丞と人付き合いに対して「メンドクセェ」って思ってるんじゃないかな。多少なりとも。そして丞が口を開きます。
「そういうことじゃない。公演はうまくいくかもしれない。でもアンタ自身はどうなんだ。」と。ストレートに「公演」ではなく「東さん」の心配をする丞。
東さんみたいな本心を隠してしまう人にとってストレートに来てくれる人って凄く大事なんじゃないかと思います。東さんは気を使って接しても「気を使われている」ことに気付いてしまう人だと思うし、そうなると余計鍵をかけてしまうと思う。多分だけど土足でこじ開けてくれるぐらいが良いんじゃないかな。そして丞と監督だけじゃなく冬組全員を呼び、自分の話をします。
すぐ帰ってくると思っていた家族は帰ってこなかった。「いってらっしゃい」じゃなくて「行かないで」と言えばよかったとずっと後悔していると。
アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア。
それ考えるとホテルコンパスまじでやばいな?!?!?!?!アアアアアアア……。しかし今は真夜中の住人なので、、、、、、落ち着こうね。
ひとりになりたくないから演劇を続けているのかもしれない。そんなよこしまな思いを持っているのが申し訳ないと思ってしまう。またひとりになれば孤独を受け入れる玲央を演じられるかもしれない。
本当はこんな弱くて情けない自分をみんなに見せるつもりなかったんだけどと溜息をつく東さん。
大人だから他人との心地いい距離っていうのがわかっているから必要以上に踏み込まなかった。でもそれは配慮っていう建前で距離を作ることで自分自身を守っていたんだ。踏み込まなければお互い傷つかなくてすむ。心地いいけど少しさびしかったのかもしれない。
いやね、A3のセリフって直接的だからセリフの裏を読む必要ないんすよ。わたしが何を言いたいかと言うと、感想ではなくセリフを書き出したのはセリフ読めば伝えたいことわかるよねっていう……かぁ……。言語化するのをサボってるわけじゃなくて、、、あの、良いセリフですよね。すごくわかるし。
そして過去の話をするたー。紬のことが大切で大好きな友人だからこそ、紬を雑に扱う紬が許せなかったと。これプリティーリズム・ディアマイフューチャーの「私の大好きな親友のヘインの悪口を言うのはヘイン本人でも許さない」ってやつ……。ボクみあちゃんマジで大好きなんだよネェ……。丞って女児向けアニメの主人公なの?
人に本心からのお願いが出来なさそうな東さんがお願い事を……。あゝ。
玲央って孤独を選んでいるというより孤独であることが当たり前なんだろうな。東さんも同じで孤独であることが当たり前。だからわざわざ心を見せないし歩みも寄らない。
玲央がまたひとりを選ぶ。でもそれはさびしさと切なさだけじゃなく相手を想う優しさと包容力がある。それが東さんの演じる玲央。
それに対して丞が演じた浩太は哀愁の表情ではなく追いかけようという意思のある諦めない目をしていた。
なんだこれ!?!?!?!?!め、めちゃくちゃいいじゃんか……。誰かを想う気持ちからひとりになる東さんと諦めずに追いかけるたー。今回のストーリーなんですよね……。
そして今度はみんなで海へ行く冬組一行。
ここで過去は必要ないっていう密ね。この直後に密の過去にしがみついてる男が現れるのあまりにも皮肉と言うか。えぐるのうまいのよ。
東さんが海を好きだと思ったから海に誘っていたたー。
本当に考えと行動が単純と言うか、まっすぐな人だ。めっちゃくちゃいい。
時間はかかったけどチームになれた冬組。マジで時間かかったけれど、春組の完成はこれの後なんで春組より早いです。おめでとう。
まとめ
丞すき。